沼津エリアお葬式豆知識

Manner

沼津地区における葬儀の流れ

沼津地区では、基本的に「通夜→葬儀・告別式→出棺→火葬」の流れが一般的です。

初七日の法要を本葬儀に引き続き行うことも多く見受けられますが、お寺様によっては初七日法要を取り越す際は葬儀・告別式の前に火葬を行なう場合や、火葬後に寺院の本堂や葬儀会館にて行なう場合があります。
葬儀・告別式で故人様とお別れをされる場合、火葬の順番によっては御対面ができないので確認が必要です。
精進落としの席を火葬場で設ける・通夜の後の会食(振舞い)を※設けるなどは、従来から行われております。
以前は「浜降り」と呼ばれる風習があり、葬儀で使用した位牌などを海に流す地域がありましたが、昨今は環境問題の観点から浜降りは行わず、位牌は自宅へ持ち帰るようになりました。

首都圏では、通夜に参列しても式場に着席する事は少なく、受付・お焼香をした後に別会場の振舞いの席にてお料理を頂いたら帰る、という通夜が多いようですが、この地区の通夜は、親族・ご近所・会社関係などの関係性を問わず、通夜の開式時間に合わせて式場へ入り、式中も着席した状態で、全員で閉式まで過ごす※形が一般的です。

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お香典について

頂いた金額に問わず一律の返礼品を用意し後日金額に見合った返礼品を改めてお渡しする場合と、金額に応じた返礼品をその場でお渡しする場合があります。
「初七日」「四十九日」などの法要のために、お香典とは別で包む形はほとんど見受けられません。

ご納骨について

葬儀(火葬)当日に行なう事もありますが、四十九日までご自宅にご遺骨を安置する場合が多いようです。
お仕事の関係でこちらに住まいを構えたため、墓所や菩提寺を持たない方も多い地域で、静岡県東部の中では、民間の墓苑(宗派を問わない、継承を前提としない)が多い地域のため、永代供養や納骨堂を希望される場合(菩提寺がある場合は、菩提寺へ事前にお話しされる事をお薦めします)も、価格だけでなく、立地場所や交通の便などで検討する事ができます。
駿河湾に面している点、漁船の往来が多い港に隣接している点から、海洋散骨も全国的に見て早い段階から行われており、納骨場所・納骨の形については、選択肢が多いのも特徴です。
ご遺骨については、全身のお骨を一つの骨瓶(直径六寸ほどの陶製の入れ物)にすべて納める形が主流です。
新たにお墓を構える際も、古くから続く寺院も市街地に多いため、「お墓を建てる場所に困る・お墓が遠くなる」という不安は少ない地域です。

以前は、ご近所の方のお手伝いを頂いてご葬儀を進める事が多く、ご近所でご葬儀があると、2~3日はお仕事を休んで、届出・式場での駐車場の誘導や受付・火葬場や精進落としの席での接待・お寺様の送迎・納骨のお手伝いなどをされていたようですが、昨今はお手伝いを頂かずに親族または葬儀社にて役務をこなす事が多くなってきました。

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